団子坂。

別に団子が売られているから

そう呼ばれたわけではない。

悪路のため、ぬかるんだ道で

足を取られると、団子のように

コロコロ転がり落ちるので、

そう名付けられた。


本郷には炭団坂というのもある。

やはり悪路のため、ぬかるんだ道で転ぶと、

炭団のように真っ黒になるので、

そう呼ばれるようになった。


団子にしろ炭団にしろ、地元の人の

呼び名がそのまま定着してしまうのだから、

面白い。